2008年5月26日月曜日

地鎮祭

先日、地鎮祭を仕えました。

金光教では
「神である土地にお礼申し上げ、工事中の安全を祈願し、その家を願う」
儀式です。

…といっても、私はお手伝いでいきました。

まだまだ祭主を仕える立場ではありません。


写真は土地を浄めるためにまかれた塩です。



不浄穢れを浄めるためにまく、というものですが、


パソコンのシステムツールで言えば「デフラグ」になるかと思います。


知らず知らずのご無礼不行き届きをお詫びし、土地を浄めるためのものです。


浄めることを通して、自らの心をも綺麗にしていくのだとも思います。


前橋は風の強いところです。


以前地鎮祭を行った時に、強風で天地書附を奉掲していた額が倒れ、


割れてしまったことがありました。


祭典後、工事関係者の方が「神風が吹きましたね」と

仰ったことを覚えています。


これは単なるプラス思考ではなく

「地鎮祭を仕えた。さあ、これから建築するぞ」というような、

心の面での準備が整っておられたから、言われた言葉だと思います。


単に儀式を仕えるのではなく、その時の心の持ちようがどうであるか。


信仰をする上で迷いのない姿勢を改めて教えられた、

私の大切なエピソードです。

2008年5月15日木曜日

茶道練習会

毎年、初釜をはじめ、1月を中心にボランティア活動をしておりましたが、
このたび、茶道の練習会がはじまりました。
ひとつひとつの動きに、
皆さん、真剣に取り組んでおられました。

もてなしの心とでもいうのでしょうか。

足の運び方やお椀の置き方、拭き方から回し方まで、それぞれに理由があり、

改めて茶道というものの奥深さを知ることができました。

2008年5月4日日曜日

渋滞ならではの


帰り道でいつも使っている裏道。
見事に渋滞にはまりました。片側交互通行でした。
停車中に写真を撮ってみて、送電線ってスゴイなぁとか思ったり。
川岸にはゴルフコース。声は聞こえないけど白い歯がこぼれていて。
風に揺られる水面の波形が均等に伸びていって、
いつの間にかなくなってしまったなぁ…。
そんなこと考えていたら、クラクションを軽く鳴らされて、
ニュートラルからドライブモードへ。
ちょっと進んでまた止まって。今度は違う景色になって。
次はクラクションを鳴らされないように、ちょっと斜め前を見る感じでぼんやりと。
高速道路ではこうはいかないですが、信号待ちにはない、
この待ち方も楽しみたいものです。
毎回こう思えたら良いのでしょうけど、まだまだ人間ができておりません。
「損をした」と思ったら、損をしたまでのこと。
「いつもと違う風景を見られた」と思ったら、発見までがついてくる。
プラスとまではいなかくても“ややプラス”を蓄積していきたいものです。

2008年5月1日木曜日

雨後の筍

食べるのには成長し過ぎたものですが…
採らないと、どこまでも根が広がってしまうこともありまして…

地面の下に根を張り巡らせて、
雨後には一斉に地面に顔を出す筍。
中にはコンクリートを持ち上げているものもありました。
竹の子どもを食べようなんて、誰が始めたんでしょうかね。
動物が食べているのを見てから、食べるようになったとか聞きます。
「食物」はそれぞれにいのちを繋いで、
それを紡いで私たちは生きていることになるわけですね。
改めて、筍の、その驚異的な生命力に、
「人間としての生きる力は近づけているのだろうか」とか、
そんなことを考えた初夏を思わせる日でございました。