昨年、関東のある駅で、後ろから来る電車に気がつかず、
跳ねられて亡くなるという事故がありました。
亡くなった方はイヤフォンかヘッドフォンをしていたとのことです。
最近は機能がよくなり、
外部の音をシャットアウトするものがあるらしいのですが、
それはそれで危ないことだと思いました。
クリアーな音を楽しみたいという、それ自体は何も悪いことではありません。
しかしながら、その時は“ノイズ”と思えているものでも、
ある程度聞こえていないとたいへん危険なのです。
外部の音をシャットアウトするというのが、
(体験したことがないので、何とも言えないところもありますが)
クラクションや警笛といった「危険を知らせる音」が聞こえない可能性もあります。
…と考えていて思ったのが、
「必要なノイズ」と「不必要なノイズ」とを聞き分けるというか、
音楽を楽しむなら楽しむで、
判断しておかなければいけないのではないか、と感じるのです。
情報の取捨選択は、自らの命を守ることにもなる。
関係ないと思えるものでも、ある程度は情報として拾えるようにしておく。
昨年の事故ですが、冬の静けさに音というものの大切さを改めて思い、
あえて書かせていただきまいた。
冒頭に書きましたような事故が無くなりますよう、願っています。