先日、地鎮祭を仕えました。
金光教では
「神である土地にお礼申し上げ、工事中の安全を祈願し、その家を願う」
儀式です。
…といっても、私はお手伝いでいきました。
まだまだ祭主を仕える立場ではありません。
写真は土地を浄めるためにまかれた塩です。
不浄穢れを浄めるためにまく、というものですが、
パソコンのシステムツールで言えば「デフラグ」になるかと思います。
知らず知らずのご無礼不行き届きをお詫びし、土地を浄めるためのものです。
浄めることを通して、自らの心をも綺麗にしていくのだとも思います。
前橋は風の強いところです。
以前地鎮祭を行った時に、強風で天地書附を奉掲していた額が倒れ、
割れてしまったことがありました。
祭典後、工事関係者の方が「神風が吹きましたね」と
仰ったことを覚えています。
これは単なるプラス思考ではなく
「地鎮祭を仕えた。さあ、これから建築するぞ」というような、
心の面での準備が整っておられたから、言われた言葉だと思います。
単に儀式を仕えるのではなく、その時の心の持ちようがどうであるか。
信仰をする上で迷いのない姿勢を改めて教えられた、
私の大切なエピソードです。