2014年9月4日木曜日

しきたり。

駅のホームで気をつけをして「おはようございます!」と
挨拶する二人組の女子学生。
しかも時間差で一人ずつ深く頭を下げて、でした。
伝統校なんですかね。

その視線の先には先輩と思われる方々が
見向きもせずに談笑してました。
文化部っぽい感じだったけど、まだこういうのあるんだなぁって。
挨拶くらい返してあげたら?って思うけど…。

気がつくと、ここで相手を責めているんですね。
先輩を見かけたら挨拶をするっていう、
おそらく部活動の中でのルール。

守らなかったらどうなるかまでは分からないけど、
後輩らしき二人組は「しきたり」を守ったまで。

挨拶をするのが普通だとか、
挨拶されたら返すのが普通だとか、
そういった常識でなく、しきたり。

理不尽なようで、続けられてきたもの。
挨拶の度にわき起こる感情を
それとはなしに整理して…の先輩とのファーストコンタクト。

何気ない朝の光景に
関係のない第3者として、
なんでまた感情が動くのか。

「常識」に囚われている自分が居て。
「普通」のことを誉められない自分が居て。
誉めるより怒る、認めるより責める自分が居ること。

喜怒哀楽で、その場面によって、
どの感情を生み出すべきか。
怒りはストレスを生むこと…学んでいるはずなんです。
冷静に考えていけば分かるはずなんですけどね。

無反応や無関心で感情を圧し殺すのも良くないですが、
感情の持って行き方を考えさせられました。

正解や不正解というよりは
「どーせだったらプラスの方を見る」という
意識を持ちたいものです。