2008年4月11日金曜日

切り絵の世界

今日は知り合いの作品を見に行ってきました。
切り絵を始めて3年くらいとのこと。
「まだまだ」とは仰いましたが、素晴らしい作品を見ることができました。
残念ながら撮影禁止のため、写真は掲載できませんです。
黒を背景に、絵が浮かんで見える技法や
白を背景に黒のみで作られたもの。
また、和紙をブラッシングでぼかしたものなど、作風もいろいろあり、
水彩画や油絵かと見間違うものもありました。
スケッチしたものも、切り絵で作るというのが一般的なようです。
つまりは、切り絵を作るのに、2回絵を描いているわけですね。
1ヶ月~3ヶ月かかる作品もあるようです。
絵心がなく、手先が不器用な私には到底できない技、
いや「業」という思いがいたしました。

線が作り上げる、独特の世界観。
補い補い作るのでなく、活かし活かし作っていく。
切り絵を見ながらそんなことを思い浮かべました。
今、間違って描いたこの線も、どこかで、何かで活かせるのではないか―。
重ね重ね作る切り絵を見ながら、
考え方の切り口も垣間見ることができたように思います。