2016年2月14日日曜日

マネジメント。

さて、私は最近「六秒」というものを意識しています。

あるテレビ番組で元サッカー選手の前園さんが
「アンガーマネジメント」というものを紹介されたことがありました。
アンガーは怒りを指します。
その基本的な考えとして「怒りは最初の六秒間」というものがあります。
怒りが芽生えたとしても、六秒間我慢すると落ち着いてくるものらしいです。
ですので、カチンと来た時に、その六秒間をどう過ごすかに目を向けます。
「今、怒りが出ている。六秒間様子を見てみよう」と
冷静に自分を眺めてみる―事象を分析してみると、
また別の思考が生まれてくるようです。

人間は感情の動物と言われていますし、
喜怒哀楽は人間に必要な感情です。
怒りや哀しみはなるべく避けたいものですが、
同時に人間らしさを形成するものでもあります。
感情が動くのはしょうがないことです。

アンガーマネジメントでは、怒りは怒りとして、
その後をどう対処するかに目を向けています。
その怒りに自分が出会った時での六秒間。

私はこの「六秒」を「神様に心を向ける時間としてみたらどうだろうか」
というふうに捉えて、現在進行形で取り組んでいて、実験の真っ最中です。

 衝動に駆られることがあります。そんな時こそ、より神様を意識する。
「神様から六秒間の猶予をいただいているんだ」と考える。
先ず、心の中に神様の働きを受け取ろうとする前段階での態勢を考える。
そしてバランスが崩れているわけですから、次に体勢づくりをする。
物事への初動として二段階、二段構えが必要ではないかと思います。

2016年2月2日火曜日

大きく。

最近ある言葉を知りました。

大根はいびきをかいて育ち、白菜はあぐらをかいて育つ

この言葉はいつ、誰が言い出したかは分かってはいません。

ただ、著名な詩人である高村光太郎さんの
『ブランデンブルク』という詩にある

「三畝のはたけに草は生えても
 大根はいびきをかいて育ち
 葱白菜に日はけむり
 権現南蛮の実が赤い。

という部分が変化してのもの、みたいです。

ちなみにブランデンブルクはバッハの協奏曲を指します。
高村光太郎さんがブランデンブルク協奏曲を聴く中で、
情景を思い浮かべての詩です。

畑に草は生えても、大根はいびきをかいて、白菜はあぐらをかいて育っていく。

雑念に苛まれますが、願い手、祈り手として、
どこを捉えさせていただくべきか。
事柄を通して大きく育つもの―見逃さないようにしていきたいものです。