2016年2月2日火曜日

大きく。

最近ある言葉を知りました。

大根はいびきをかいて育ち、白菜はあぐらをかいて育つ

この言葉はいつ、誰が言い出したかは分かってはいません。

ただ、著名な詩人である高村光太郎さんの
『ブランデンブルク』という詩にある

「三畝のはたけに草は生えても
 大根はいびきをかいて育ち
 葱白菜に日はけむり
 権現南蛮の実が赤い。

という部分が変化してのもの、みたいです。

ちなみにブランデンブルクはバッハの協奏曲を指します。
高村光太郎さんがブランデンブルク協奏曲を聴く中で、
情景を思い浮かべての詩です。

畑に草は生えても、大根はいびきをかいて、白菜はあぐらをかいて育っていく。

雑念に苛まれますが、願い手、祈り手として、
どこを捉えさせていただくべきか。
事柄を通して大きく育つもの―見逃さないようにしていきたいものです。