気がつけば3月。
あっという間でございます。
最近、「どたんぽ」という言葉を知りました。
どたんぽ【土湯婆】と書くようです。
そばのつけ汁を置いておくための容器で、
今は金属製のものも出ていますが、
昔は素焼きのものが多かったそうです。
金属製は「置いておく」機能は良いのですが、
味を意識的に変化させるのには向かないんだとか。
昔ながらの「土たんぽ」は、
水蒸気や余分な熱などを逃がし、
濾過させる効果があるそうです。
温かいそば汁であっても、
いったん味を落ち着かせることで、
味にまろみを出すんだとか。
仕事によっては、いったん寝かしておくことで
良いアイデアが生まれることもあります。
先人たちの努力と工夫は、
生きる上でのヒントを与えてくれます。
情報化社会にあって、情報産業が中心の現代。
情報入手、そして取捨選択の判断共にスピードが求められます。
時間に追われる中にあって、
人間として醸成される「まろみ」も
備えていきたいものだと感じます。
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